全体の作業量の50%程度を占めるP(計画)の段階は、ISMSを構築するステップ。 具体的には、情報資産の洗出し、リスクアセスメントの実施、リスク対応計画の策定、文書化に取り組むことになります。
構築したISMSを運用するD(運用)の段階は、全体の約20%程度。 具体的な取組みとして、教育・訓練の実施、社内へのルールの浸透等があります。
ISMSがルール通りに運用されているかどうかを検証するC(監査)の段階は、全体の20%程度。具体的には、内部監査の実施がこれにあたります。
残りの10%がA(見直し)の段階です。 マネジメントレビューの実施がこれにあたります。
これらの各段階でどのようにコンサルタントを活用するかが、ISO認証コストの低減と確実な認証取得には重要となります。 典型的なコンサルタント活用パターンは、計画段階における活用でしょう。 初めての取組みということもあり、ISMSの構築段階ではISO27001が何をどこまで要求しているのかもよく分らないのが現実です。 この段階では、経験豊かなコンサルタントの支援を仰いでその意見を自社のISMSに最大限反映するのが得策です。
また、運用段階では、教育・訓練の際に講師として活用することも考えられます。 集合教育のための教材作成や教育の効果測定のための確認テスト問題の作成等、準備することは意外と多いものです。 また、コンサルタントは多くの情報セキュリティ事件・事故の事例を知っていますから、より実践的で効果的な研修の実施が可能となります。
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